
「前腕支持型の歩行器を使いたいけれど、どれを選べばいいかわからない」「室内用と屋外用の違いが気になる」――そんなお悩みを抱えている方は少なくありません。
この記事では、終活・シニアライフの分野で介護用品のリサーチを続けてきた監修者のもと、エンウィズ編集部が主要メーカーの人気モデルを複数の観点から比較・検討しました。
前腕支持型の歩行器の中から、最新の人気モデルをランキング形式で10選ご紹介します。選び方のポイントも合わせて解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事を監修した人

この記事はエンウィズ編集部のライターが執筆し、エンウィズ 監修者・終活・シニアライフ研究家が監修しています。家族の介護経験を通じて終活の大切さを実感し、関連商品やサービスのリサーチを続けています。エンウィズ編集部とともに、不安を抱える方に寄り添いながら、わかりやすく丁寧な情報をお届けします。
前腕支持型の歩行器の選び方|失敗しない5つのポイント

前腕支持型の歩行器を選ぶ際に押さえておきたいポイントを、以下の表と合わせて解説します。
| 選ぶポイント | チェック内容 |
|---|---|
| 使用場所 | 室内専用か屋外でも使うかで適したモデルが変わる |
| 本体の重さ | 持ち運びや収納のしやすさに直結する |
| 高さ調節の範囲 | 利用者の体格に合うかどうかを確認する |
| ブレーキ・安全機能 | ストッパーや抑速ブレーキの有無を確認する |
| サイズと通路幅 | 自宅の廊下やドアを通れるか確認する |
使用場所で選ぶ
前腕支持型の歩行器は、室内専用タイプと室内外兼用タイプに大きく分かれます。室内で使う場合はコンパクトで静音性の高いモデル、屋外でも使う場合はキャスターが大きく安定感のあるモデルが適しています。
個人的には、まず使う場所を明確にしてから候補を絞ることをおすすめしたいですね。
本体の重さで選ぶ
日常的に使うものだからこそ、重量は使い勝手に大きく影響します。車への積み下ろしが必要な方や、介助者が持ち運ぶ場面が多い方は、8〜9kg台の軽量モデルを選ぶと負担が軽減されます。
大切なのは、安定性と軽さのバランスを利用者の状況に合わせて見極めることです。
高さ調節の範囲で選ぶ
利用者の身長に合った高さに調節できるかは、正しい姿勢で安全に歩行するための基本です。調節段階が多いモデルや無段階調節のモデルなら、より細かくフィッティングできます。
編集部でも慎重に比較した結果、高さ調節の幅が広いモデルほど幅広い体格に対応しやすいと感じています。
ブレーキ・安全機能で選ぶ
ストッパーハンドルや駐車ブレーキの有無は、立ち座りの安全性を左右する重要なポイントです。坂道での使用が想定される場合は、抑速ブレーキ機能があるモデルを検討しましょう。
個人的には、介護度や使用環境に合わせて安全機能の優先順位を決めるのが賢い選び方だと思います。
サイズと通路幅で選ぶ
自宅で使う場合は、廊下やドアの幅に歩行器が収まるかを事前に確認しておくことが大切です。日本の一般的な廊下幅は約78cmですが、モデルによってはもう少し余裕が必要になります。
大切なのは、カタログスペックだけでなく、実際の生活動線を想定して選ぶことですね。
前腕支持型の歩行器おすすめ人気ランキング10選|特徴とスペックを徹底比較

| 順位 | 商品名 | タグ | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 1 | シトレア WAW23 | 軽量設計 | 約7.9kgで持ち運びやすい前腕支持歩行車 |
| 2 | シトレアR WAW25 | 坂道も安心 | 抑速ブレーキ内蔵で下り坂でも速度を自動調整 |
| 3 | アームフィットEXR EXR-698E | 多機能モデル | 屋内外で使える2WAYキャスターの万能歩行車 |
| 4 | アルコースリム | コンパクト設計 | 幅70cmの廊下でも回転できる小回り歩行車 |
| 5 | ラビット歩行補助車 WA-2 | リハビリ向け | 馬蹄型とグリップの2WAYで段階的に訓練できる |
| 6 | アルコー1型 | 定番モデル | 折りたたみ幅22cmで寝室にもすっきり収まる |
| 7 | トレウォークスリム | 安心設計 | ストッパー付きで立ち座りも安定するリハビリ歩行車 |
| 8 | らくらくウォーカー ホップステップ SM-35 | 6輪タイプ | 小回り抜群で狭い室内でもスイスイ移動できる |
| 9 | アルコー3型 | 施設定番 | 体格に合わせて選べる3サイズの馬蹄型歩行器 |
| 10 | フレンドII WF-2 | 高身長対応 | 高さ115cmまで伸びる大型前腕支持台の歩行車 |
ここからは、前腕支持型の歩行器の中から注目のモデルをランキング形式でご紹介します。それぞれの特徴を比較しながら、ご自身やご家族に合った一台を見つけてください。
シトレア WAW23
【軽量設計】約7.9kgで持ち運びやすい前腕支持歩行車
前腕支持歩行車としては約7.9kgと軽量で、車への積み下ろしや室内の移動もスムーズです。車体幅48cmとコンパクトで、屋内外を問わず取り回しやすい設計になっています。
着座時にアームレストを起こすと自動で駐車ブレーキがかかる安心設計です。ベアリング内蔵の前輪で旋回性にも優れた実用的なモデルです。
このクラスで約7.9kgという軽さは注目に値するという印象です。ご家族が車に載せて送り迎えするような場面でも、負担を感じにくいのではないかと思います。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 本体サイズ | 幅48×奥行64.5×高さ84〜112cm |
| 重量 | 約7.9kg |
| 素材 | アルミニウム合金 |
| 耐荷重 | 75kg |
| 高さ調節 | 10段階(3.2cmピッチ) |
シトレアR WAW25
【坂道も安心】抑速ブレーキ内蔵で下り坂でも速度を自動調整
独自開発の抑速ブレーキ内蔵後輪「pallu(パルル)」を搭載しており、一定速度を超えると自動でブレーキが働きます。ブレーキ力は3段階で調整可能で、利用環境に合わせて設定できます。
車体幅48cmのコンパクト設計で屋内でも取り回しやすく、重量約8.8kgと軽量です。安全性と使いやすさを両立した一台です。
坂道の多い地域にお住まいの方には、個人的にはこのモデルをおすすめしたいですね。抑速ブレーキの効きが3段階で調整できるのは、使う場所に合わせられるという点で安心感があります。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 本体サイズ | 幅48×奥行64.5×高さ84〜112cm |
| 重量 | 約8.8kg |
| 素材 | アルミニウム |
| 耐荷重 | - |
| 高さ調節 | 10段階 |
アームフィットEXR EXR-698E
【多機能モデル】屋内外で使える2WAYキャスターの万能歩行車
2WAYキャスターで直進と回転を簡単に切り替えられ、段差や凹凸のある道でも安定した歩行が可能です。肘置きの高さ調節幅は27cmと業界最大級で、幅広い体格にフィットします。
ワンタッチで折りたためて自立するため収納も手軽です。座面付きで外出先の休憩にも便利な、頼れる一台です。
2WAYキャスターの切り替え機能は、踏切や凹凸のある道を通ることが多い方にとっては非常に心強い印象です。室内外兼用を考えている方には、編集部でも慎重に比較した結果、まず候補に入れていただきたいモデルです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 本体サイズ | 幅57×奥行63×高さ86.5〜110cm |
| 重量 | 8.8kg |
| 素材 | アルミニウム |
| 耐荷重 | 100kg |
| 高さ調節 | 6段階 |
アルコースリム
【コンパクト設計】幅70cmの廊下でも回転できる小回り歩行車
幅700mm以上の廊下で回転可能な小回り性能が最大の特長です。前腕支持型とグリップ型の2通りで使えるため、身体の状態に合わせて柔軟に対応できます。
静音キャスター採用で夜間の移動でも周囲を気にせず使えるのもうれしいポイントです。住宅事情に合わせやすい実用的なモデルです。
日本の住宅事情を考えると、廊下幅70cmで回転できるというのは実際にかなり実用的だと感じます。利用者からも安定感と動かしやすさを評価する声が多く見られるモデルです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 本体サイズ | 幅(前)40.2(後)50.2×奥行51.5×高さ75〜95cm |
| 重量 | 8.0kg |
| 素材 | スチール |
| 耐荷重 | - |
| 高さ調節 | 6段階(ピン式・4cmピッチ) |
ラビット歩行補助車 WA-2
【リハビリ向け】馬蹄型とグリップの2WAYで段階的に訓練できる
馬蹄型の前腕支持台とグリップの2通りで使えるため、回復段階に合わせて切り替えられます。左右独立のスピード調整機能も備えており、利用者のペースに合わせた安全な歩行が可能です。
折りたたみ式で車のトランクにも収まり、通院やデイサービスへの持ち運びにも便利です。座面付きで休憩もできる安心設計です。
リハビリの段階が進むにつれて使い方を変えられるのは、長い目で見てとても合理的な選択だという印象です。左右独立のスピード調整は、片側に力が入りにくい方にとって特に心強い機能ではないでしょうか。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 本体サイズ | 幅51×奥行60×高さ76〜96cm |
| 重量 | 約9.8kg |
| 素材 | アルミ・ステンレス |
| 耐荷重 | 100kg |
| 高さ調節 | 7段階 |
アルコー1型
【定番モデル】折りたたみ幅22cmで寝室にもすっきり収まる
スチール製の頑丈なフレームで安定感が高く、体をしっかり預けて歩くことができます。高さは6段階で調節可能なので、使う方の体格に合わせやすいのも特長です。
折りたたむとわずか22cm幅になり、ベッドの横や部屋の隅にすっきり収納できます。初めての歩行器にも安心して選べる一台です。
折りたたみ時の22cm幅というコンパクトさは、ベッドサイドに置いても邪魔にならないという声が多い印象です。シンプルな構造ゆえに故障しにくく、施設でも長年愛用されている定番モデルですね。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 本体サイズ | 幅57×奥行70×高さ92〜112cm |
| 重量 | 13.0kg |
| 素材 | スチール |
| 耐荷重 | - |
| 高さ調節 | 6段階(4cmピッチ) |
トレウォークスリム
【安心設計】ストッパー付きで立ち座りも安定するリハビリ歩行車
ストッパーハンドル付きで立ち上がりや着座時にしっかり固定でき、転倒リスクを軽減します。高さ調整はワンタッチレバー式で工具なしで簡単に変えられるのも魅力です。
後輪は固定式と回旋式の切り替えが可能で、まっすぐ歩く練習にも対応できます。リハビリの段階に合わせて使い方を変えられる頼もしいモデルです。
ストッパー機能があることで、立ち座りのたびに不安を感じる方にとっては安心材料になるという印象です。個人的には、自宅でのリハビリを中心に考えている方には心強い選択肢だと思います。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 本体サイズ | 幅55×奥行59×高さ85〜105cm |
| 重量 | 12.1kg |
| 素材 | スチール |
| 耐荷重 | 75kg |
| 高さ調節 | 無段階(ワンタッチレバー式) |
らくらくウォーカー ホップステップ SM-35
【6輪タイプ】小回り抜群で狭い室内でもスイスイ移動できる
6輪構造により小回りが利き、狭い廊下やリビングでもスムーズに方向転換ができます。幅は6段階で調整可能なため、体格や通路の広さに合わせて使えます。
抵抗器付きで歩行速度を制御でき、身体の状態に合わせた安全な歩行をサポートします。4輪仕様にも変更でき、柔軟に対応できるモデルです。
6輪という独自構造は、方向転換のしやすさという面で他のモデルにない強みだと感じます。幅の調整機能も含め、利用者の状態に合わせてカスタマイズしやすいモデルという印象です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 本体サイズ | 幅55〜65×奥行72.5×高さ86〜120cm |
| 重量 | 12.3kg |
| 素材 | スチール |
| 耐荷重 | - |
| 高さ調節 | 無段階 |
アルコー3型
【施設定番】体格に合わせて選べる3サイズの馬蹄型歩行器
大・中・小の3サイズ展開で利用者の体格に合った一台を選べます。高さは無段階で調節可能なため、細かなフィッティングが行えるのも大きなメリットです。
静音キャスター採用で施設内でも静かに移動できます。シンプルな構造で安定感が高く、長く安心して使い続けられる定番モデルです。
施設やリハビリの現場で長年使われてきた実績があるモデルで、安定感に関しては間違いないという印象です。大・中・小のサイズが選べるのは、体格にしっかり合わせたい方にはありがたいポイントですね。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 本体サイズ | 幅52×奥行77.5×高さ82〜109cm(中サイズ) |
| 重量 | 11.2kg(中サイズ) |
| 素材 | スチール |
| 耐荷重 | - |
| 高さ調節 | 無段階(ノブネジ式) |
フレンドII WF-2
【高身長対応】高さ115cmまで伸びる大型前腕支持台の歩行車
高さ115cmまで設定可能で、一般的な歩行車では合わない大柄な方にも対応します。広くて柔らかなレザー製の前腕支持台は、長時間使用しても腕に負担がかかりにくい仕様です。
折りたたみ可能で座面も付いており、外出時の休憩にも便利です。ブレーキとパーキングが一体化したシンプル設計で操作に迷いにくいのもポイントです。
身長が高い方にとっては、なかなか合う歩行車が見つからないという悩みがあると思います。115cmまで対応するモデルは選択肢が限られるため、大柄な方には個人的にはこのモデルをおすすめしたいですね。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 本体サイズ | 幅55.5×奥行67.5×高さ91.5〜115cm |
| 重量 | 9.5kg |
| 素材 | アルミニウム・合金鋼 |
| 耐荷重 | 100kg |
| 高さ調節 | 8段階(3.5cmピッチ) |
よくある質問|前腕支持型の歩行器についての疑問を解決

Q. 前腕支持型の歩行器はどんな方に向いていますか?
握力が弱い方や手首・肩に痛みがある方、前かがみの姿勢でないと歩行が難しい方に適しています。前腕で体重を支えられるため、グリップ型よりも上半身への負担が軽減されます。
Q. 介護保険でレンタルできますか?
要支援・要介護認定を受けている方は、介護保険の福祉用具レンタルの対象となります。自己負担1〜3割でレンタルできるため、まずは担当のケアマネジャーに相談してみてください。
Q. 室内用と屋外用はどう使い分けるべきですか?
室内用はコンパクトで静音性を重視した設計、屋外用は大きめのキャスターと安定性を重視した設計が一般的です。室内外兼用モデルもありますが、使用頻度が高い場所に合ったものを優先するのがおすすめです。
Q. 歩行器の高さはどう合わせればよいですか?
肘を軽く曲げた状態で前腕支持台に腕を置いたとき、背筋が自然に伸びる高さが適切です。高すぎると肩に力が入り、低すぎると前かがみになりやすいため、福祉用具専門相談員に調整してもらうのが安心です。
まとめ|前腕支持型の歩行器選びで迷ったら

前腕支持型の歩行器は、握力や手首の力に不安がある方の日常歩行やリハビリを支える大切なアイテムです。選ぶ際は使用場所・重量・高さ調節・安全機能・サイズを総合的に検討することが重要です。
軽さと携帯性を重視する方にはシトレア WAW23、坂道での安全性を重視する方にはシトレアR WAW25、室内外で幅広く使いたい方にはアームフィットEXR EXR-698Eがそれぞれおすすめです。
今回ご紹介した10モデルは、いずれも信頼できるメーカーの実績ある製品ばかりです。ぜひスペックや特長を比較しながら、ご自身やご家族に合った一台を見つけていただければ幸いです。
大切なのは、使う方の身体の状態と生活環境に合ったモデルを選ぶことです。迷ったときは福祉用具専門相談員やケアマネジャーに相談しながら、安心して使える一台を見つけてくださいね。














